2014年10月26日日曜日

風に吹かれて

 巡礼街道沿いにあるけやき並木の紅葉はまだまだなのに、教会の前の歩道にはいつしか落ち葉の吹き溜まりができるようになった。
 落ち葉をはいていると、どこかのおばあさんが向こうからニコニコしながら歩いてきた。「ご苦労さんですね。掃いても、掃いてもまた風さんがあとから落ち葉を運んでくるからねぇ〜」とねぎらってくれる。
 確かに昨日は風雨が強かった。落ち葉だけでない、外壁に貼ってあった特別礼拝案内もすっかり吹き飛ばされていた。そよ風から、台風の風まで、目に見えない風の存在を私たちはこうして知る。見えない聖霊に導かれて、今日また礼拝案内を貼り直す。

2014年10月19日日曜日

なんだか楽しいな

 このところ気持ちのよい秋晴れの日が続く。湯河原から小田原への車の運転は気分を一新させてくれる。
遠く広く、水平線までの眺めが、時折目に飛び込んできて、それは豊かで平和な一瞬だ。
 曲がりくねった海岸線の国道を運転しているのに、助手席の人はときどき対向車を指さしながら、「あっ、ベンツ!」とか、「アウディ!」とか賑やかだ。だが、ハンドルを握っている身としては、じっと見る訳にはいかない。ところが週末ともなると、すれ違って通り過ぎる車に思わず目が行ってしまうことがある。
 おお、フェラーリだ!ポルシェも!しばらくして、ランボルギーニも通り過ぎる。なんだか楽しいな。

2014年10月12日日曜日

自由の賜物

 我が家の居間にはLED照明がある。この照明が今回ノーベル物理学賞を受賞した青色の発光ダイオードの発明による派生品の一つだったとは知らなかった!
 昨年の暮に買い替えたばかりのLED照明を改めて眺めた。こんな身近に世紀の発明品があったとなると、ノーベル賞が身近に感じられるから面白い。
 最年長の博士がインタビューに答えていた。「40年間も研究し続けられたのは、自由にやらせてもらったからだ」と。これを聞いて「なるほど」と思った。
 発明も発見も自由な精神の賜物だ。創世記は神が人間に命の息と自由を与えたことを伝えている。自由の賜物、ノーベル賞の受賞に気持ちがふくらむ。

2014年10月5日日曜日

これはいい

 ドーナツ座布団を買った。ドーナツ座布団と聞けば、だれでも想像がつく「トホホ」の病のためのものである。いよいよ私もご厄介になることにした。
 しかし、これがなかなかの優れものであると知った。固さといい、バランスといい長く座っていても尻が痛くなるということはない。おまけに、この座布団の厚みで、机でパソコン作業をするのに丁度いい高さになった。おかげで、左手のしびれも楽になった。
 イイコトづく目のドーナツ座布団、さて、座って仕事に取り掛かろうすると、何やらとぐろを巻いているものがいる。我が家の猫が私のドーナツにスッポリとおさまって、実に具合良さそうに寝入っていた