2014年2月23日日曜日

からし種メッセージ(マタイ5・38-48)

 主イエスは、右の頬を打たれたら、左の頬を差し出し、一里を強いるものと共に二里を行くようにと言われるのだが、それは道理に合わないと主張をするのが人間である。私達は自分の正しさを主張するが、人間の正しさなどは常に相対的であって絶対的ではない。
 天の父は悪人と呼ばれる人にも善人と呼ばれる人にも太陽を昇らせ、雨を降らせてくださっている。だから私達は誰もが神の前に罪人(悪人)であることを悟る時、もはや仲間か敵かと区別すること自体が意味をなさなくなるのである。
 私達は神の前に等しく罪人であり、主イエスの十字架によって赦された者同士に違いない。

2014年2月16日日曜日

思いは早くも復活祭

 先週、太平洋沿岸の広い地域に雪が降った。所によっては45年ぶりの積雪だったそうだ。この湯河原の海岸付近でも、家の屋根や樹々の枝にこんもりと雪が積もった。ちょうど、わたの布団を被ったようで見ていて楽しい。暖かそうに見えるから不思議だ。
 立春を過ぎてから雪が降るというのは珍しくないが、この時期、黄河流域で生まれた春が三寒四温で近づいてくる。そろそろ春の日差しが恋しい。
 カレンダーを見ながら思いは早くも復活祭だ。3月9日に始まる四旬節までおよそ後一ヶ月と数え、その後、受難週を過ごして、復活祭を迎える。今年のイースター、4月20日に大きな○印をつける。

2014年2月9日日曜日

黄金の道

 熱海朝祷会に出席するため、湯河原を朝7時に出発する車に同乗さていただいた。
 東の海に見える島々を眺めながら海岸線を走る。丁度、昇ったばかりの太陽が光の粒を波間にキラキラ反射させながらしだいに水平線から離れていくところだ。
見ると、見事な黄金の道がこちらに向かって一直線に延びているではないか!
 この道路のすぐ上のホームにおられるTさんは、毎朝この黄金の道を眺めるという。頂いた手紙には「イエス様に従って、神の国へ行く黄金の道なんだと…私は勝手に思って祈ります」とあった。Tさん、この黄金の道を見て、私も思わず祈りたくなりました。

2014年2月2日日曜日

忘れまい

 朝起きて使う水の冷たさに思わず身震いする。大寒の今日、さもありなんだと思う。有り難いことは、この寒さに反比例するように日差しが着実に長くなってきたことだ。天気さえ良ければ、窓ぎわはぽかぽかと春の暖かさだ。
 この時期、特に気温と日照時間との関係にやけに公平さを感じるのは私ばかりではないだろう。この大自然のサイクルも神の創造の御手による。神は、この神の恵みである地球のすべてを人に託された。所有者ではなく、よき管理人としてであることを忘れまい。
 東京都都知事選が告示された。原発の継続か脱却かが争点とも言われる。真摯な関心を持って見守る。